うねり取り リズム取り 別の手法だった? 20190127
狩りする豹です。
昨日のブログでうねり取り、リズム取りについて軽く触れたことがありました。今日はこれについて少し考察していきたいと思います。
相場師の世界は基本一人でやるもので協会や団体があるわけではありません。そこで使われる言葉も人によって少しづつ意味が異なることがあります。それがいろいろな人の本を読む際に混乱をきたす原因の一つになります。いまだに「逆張り」「逆迎え」「高い日の翌日には買わない」の意味がはっきりとらえられていません。
そのような言葉の一つに「うねり取り」があることに気が付きました。
立花さんと林先生のうねり取りの意味が異なるのです。結論から言うと、林先生は3か月程度の長期の売買のみをうねり取り、と呼んでいますが、立花さんは週間程度の短期のうねり(リズムという人も)と三か月くらいの長いうねりも両方ともうねり取りと呼んでいます。
林先生の場合は
「ついでに利益と回転について述べておく。
200円幅の往来をみせている株があるとする。値ごろは500円~700円でも、600円~800円でもよい。(中略)
上げ三か月 下げ三か月 計六か月
上げ三か月 下げ三か月 計六か月 総計12か月
であるから三か月工程4回で一年が終わる。(中略)
つまり、きわめてゆっくりとした売買なのである。P115」
つまり、分割売買をしなければ年間8回(4回の売り買い)しか注文を出さないということなのだ。
一方立花さんは
「P228
当時のパイオニアの値動きは、安値105円(40年6月)、高値365円(41年3月)でしたから高安の幅は260円です。私は1年間で2000万円以上の利益を上げたわけです。(中略)私は試し玉だけで投げることも多かったですし3万株を限度度していましたから、株数を逆算しますと、700円幅以上取ったことになります。
つまり、グラフの上では260円幅ですが、実際には700円以上の幅を取ったわけです。いかに逆張りによる一銘柄の売買が有利であるかがお分かりいただけるでしょう。」
この文章でまず注意すべきは「グラフの上では260円幅ですが、実際には700円以上の幅を取った」ということ。これは大きなうねりで260円の値巾をとれた期間に立花さんはその3倍くらいの利益を上げているということ。
この差は三か月よりも短い周期のうねり(後述のリズム)を積極的にとっていったことによるものであると思われる。
もともと立花さんの相場の原点は仲買店のおじいさんの言葉
「P46 そして自分の力でやってみることだ。たとえば、今の逆向いを『下げの二日目から買い下がりを始める』、『三日目も安ければかい、戻ったらいったん売り』というふうにね。どれを2~3回やってごらんなさい。納得いくから・・・」
を実践したことからスタートしているので今でいうスイングトレードのはず。
上達の過程の中で、「根の玉」という言い方で短い周期の売買のほかに長期のうねりを取るやり方を身につけられたようです。
「P259 2465円の高値から45年6月の543円まで七か月が一応の下げでした。
この下げに乗ったのはたった一万株ですが、それは根の玉(基本の玉のこと)であって、戻りでは三万株増加させ、安値ではツナギの階高を入れたり、売り玉を手仕舞ったりして上手に泳ぎました。
(中略)安値では手仕舞うわけですが、“根の玉”は残します。
このように根の玉を維持していくことを“寝かせる”ということもあります。まさに適切な表現です。」
「P188 読者の皆さんは、この一年半の間に建玉がマルになったのが12回もあることに驚かれたことでしょう。そして比較的大きい玉を長持ちしたのは、37年4~5月の(20-)、同年5~8月の(30-)、同年11~12月の(20-)、38年1~3月の(20-)の四階です。このうち1回は二か月ですが、あとは三か月で粘っています。つまり、玉の長持ちをしながら、途中でゼロを何回もつくり、およいでいるわけです。
」
林先生は繰り返し「上げ三か月 下げ三か月」といううねりの周期について言及されていますが、まさに立花さんの長持ちの期間と一致しています。
立花さんは、分割仕掛け、一括手仕舞いからスタートして利を伸ばすために粘りを覚え、それをさらに長期トレンドに合わせて根の玉を持つように技量が進化していったのかもしれません。
立花さんはツナギを多用していますが、その目的はこの長いスパンを取りに行くときの大きな建玉の維持のため、という事になります。
うねり取り、リズム取りに関して例えば下記のような人が考察しています。内容にすべて同意しているわけではありませんが、一つの見解だと思います。
<株投資日記> スロー投資で年20%を:うねりとりとリズム取り - livedoor Blog(ブログ)
長期のうねり取りは効率という点ではやはりリズム取りより悪くなるようです。
「2465円の高値から45年6月の543円まで七か月が一応の下げ」期間の自分の売買を評して立花さんは
「P260 ただこういった売買手法の経過としては最高の出来だったというだけであって、玉の回転とか利益という面から見れば、前に説明した上げ途上で行った売買のほうがはるかに効率的でした。」
という事を振り返っています。持ち玉制限をすべてリズム取りに振ったほうが効率は騰がるという事だと理解しています。
豹は師匠の立花さんと同じく短期のうねり(リズム)取りを主体としながら、並行して長期のうねり取りを根の玉という形でとっていこうと思っています。
いましたが、今回の気づきでまだ”粘り”というものを習得していないな、という事に気が付きました。段階を飛び越えて次のステップに行ってもいいことはないらしいので試案のしどころです。
今日はこの辺で。ここまでお読みいただきありがとうございました。m(__)m
ps。
立花さんが愛したパイオニアですが、上場廃止が決まっており、現在は64-65円でほぼ固定した価格になってしまっています。なんかちょっと寂しいですね。
【林輝太郎語録③】うねりは三か月周期 20190126
狩りする豹です。
いつもブログに来ていただいてありがとうございます。
このブログは株式投資関連ですが、単一株であるし、使っている手法が江戸時代からのカビの生えたうねり取りという事もあり、一日来ていただける人は今までは多くて30人ちょっと。それが今週の木曜日はその倍の人数が。金曜日にも大勢来ていただけました。なぜ増えたのかアクセス状況からはわかりませんが有り難いことです。m(__)m
今日は相場もお休みなので、林輝太郎先生のこちらの本から
この本で繰り返し述べられているのは「日柄」周期的なアノマリーについてです。
「板垣さんの本に周期のことが分かりやすく書かれています。“基本を身に着ける方法”というところで、三十日、六十日、九十日という三重の倍数をもとにする上げ下げがある、もちろんピタリとした日数ではない、と書かれてありますし、そういう日数、六十日というのは三か月ですから約三か月で、そういう三か月のところは下降の時は下げ止まるか注意する、と書かれています。
もちろん上げてきた三か月の時はここで上げどまりになるか、もう一段、後三か月上げが続くかを注意してみるわけで、これは何回か体験しなければわからない(後略)P70
六十日は三か月、というのは場が立っている日が六十日は暦上では大体三か月という意味です。理由は不明ですが、大体上昇に転じた株は三か月でピークを迎える、そうでない場合は六か月でピークを迎える、というような意味です。
上げも下げも区別しておりません。マツダの場合はどうでしょうか。
グラフ上で見ると、ピークを付けた4/26を基準に三か月後、六か月後を見てみると六か月後に一応谷底とタイミング的にはあってます。
タイミング的にはあってますが、それまでに3回ほど同等の谷はありますね。
二月に一度くらい谷が存在している勘定になります。
定量的に見てみると
4月26日 1525円
11月21日 1163円
半年で362円 1000万の資金で実投資額が半分。さらにその三分の一を取れたとすると40万円の利益。半年で40万円というのはこれだけでは少ないですね。これだけでは食べていけない。林先生の本には「お小遣い稼ぎ」のための手法のようにも書かれています。相場で暮らしていくのならばうねり取りのほかにも資金効率のいい投資が必要になります。
うねり取りはこのように3月、半年のスパンで売買をする手法のようです。豹が実施しているのはスイングトレードで短ければ数日、長くとも1,2週間。どうも日柄が異なるようです。豹の現在行っている手法はリズム取り、と呼んでうねり取りとは区別して扱っている人たちもいます。
立花さんは両方ともうねり取りとして実施されていたようで、狭い意味のうねり取りは「根玉」という呼び方で普段の取引の玉と区別して扱っていたようです。
リズム取りとうねり取りの差に関しては別途ブログに書きたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
マツダ 75日平均線にニアミス 20190125
狩りする豹です。
昨日は3時間睡眠でどうにか仕事を仕上げました。昼寝をしたけど眠い^^
市場はちょいと熱を帯びていますね。
マツダも10円さらに上がりました。
今日の終値は1216円。75日平均線は1217円。わずか1円の差。
今後の株の動きですがどうなるか。過去事例で見ると
①のように75日線でキスをしてそのまま下落したケース
②のように75日線を越えてしばらく動いていたケース
があります。
もうほとんど仕込んでしまっており、現在のポジションは下記。
売却 | 持玉 | |||||||
売却小計 | 平均売価 | 売価 | 数量 | 日付 | ||||
51 | 120,350 | 1,203.5 | 1,203.5 | 100 | 1/21 | 1 | - | 0 |
52 | 242,900 | 1,210.8 | 1,214.5 | 200 | 1/22 | 3 | - | 0 |
53 | 360,000 | 1,205.4 | 1,200.0 | 300 | 1/23 | 6 | - | 0 |
54 | 240,200 | 1,204.3 | 1,201.0 | 200 | 1/25 | 8 | - | 0 |
現時点では含み損が9360円。
建て玉制限が10枚としているので現在8枚立てているから残りは2枚。
明日買うかどうか。
気になるのは信用取引の動向
証金残 日証金(東証) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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あてにならないといわれていますが、融資が大きく増加している。今日の株価の上げにも同じような背景があるのかもしれません。大きな買い方が現れたのか。
どちらにしても売り方からの投げも予想されるので”踏み上げ”トいう現象がみられるかもしれませんね。
本当の売り場はここからだったのかもしれません。事前にはわからない話ですが。
ということで残りの2枚はもう少し温存させます。
豹の建玉はまだまだ小さいし、逆日歩も心配ないので保証金を患う必要なないので静観です。
このまま上昇に変わってあげトレンドになるのだけが心配ですが、今のところその可能性は小さいと思っています。
今日は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございます。
マツダ株、本日10.5円高 乗せま~~す 20190124
狩りする豹です。
本日中に〆の仕事があってあまり時間が取れないので手短に。
マツダは昨日危惧(予想?)していたように10.5円高の1206円で終わりました。寄付きは1194.5円でしたので、寄付きで売っていたら11円以上含み損でした。
まあ、下値抵抗線まで今後落ちていけば大勢に影響はない数字なのですが。
現時点での玉帳は
売却 | 持玉 | |||||||
売却小計 | 平均売価 | 売価 | 数量 | 日付 | ||||
51 | 120,350 | 1,203.5 | 1,203.5 | 100 | 1/21 | 1 | - | 0 |
52 | 242,900 | 1,210.8 | 1,214.5 | 200 | 1/22 | 3 | - | 0 |
53 | 360,000 | 1,205.4 | 1,200.0 | 300 | 1/23 | 6 | - | 0 |
なので、現在の平均売価と昨日の終値はほぼ同じ価格です。
感覚的には(相場観的には)今後足元は下がりそうだな~という気がしています。
2019年1月16日 | 1,166 |
2019年1月17日 | 1,170.50 |
2019年1月18日 | 1,190 |
2019年1月21日① | 1,211 |
2019年1月22日 | 1,204.50 |
2019年1月23日 | 1,194.50 |
2019年1月24日② | 1,205.0 |
1/21に1211円の高値を付けて1/24に戻り高値になった感じです。
・このまま落ちていくシナリオ
・さらにもう一段戻して戻り高値を更新するシナリオ
可能性の両方が現時点では考えられます。
リスク分散のために明日は残り4枚のうち2枚を売りたいと思います。
確報版では速報版では消えていた逆日歩が復活していますね。念のため無期限信用にしていたので影響はありませんが。
証金残 日証金(東証) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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それでは皆さん、明日もまた良い一日でありますように。
マツダ株微落 再追撃売りをするかどうか。それが問題だw 20190123
狩りする豹です。
寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
今日は日経平均は 29.19下がって、20,593.72。マツダは10円下がって1,194.5円。
予定通り本日、3枚の追撃空売りをいれました。
売却 | 持玉 | |||||||
売却小計 | 平均売価 | 売価 | 数量 | 日付 | ||||
51 | 120,350 | 1,203.5 | 1,203.5 | 100 | 1/21 | 1 | - | 0 |
52 | 242,900 | 1,210.8 | 1,214.5 | 200 | 1/22 | 3 | - | 0 |
53 | 360,000 | 1,205.4 | 1,200.0 | 300 | 1/23 | 6 | - | 0 |
平均購入価格と今日の終値の差は10.9円なので早くも6000円程度の利が乗り始めました。
さてここからどうするか。酒田新値は2本目ですが、位置的には一次近似線よりもかなり上にあり、現在の基準ではまだまだ売領域です。現在6枚なので枚数制限からすればあと4枚は可能です。
証金残 日証金(東証) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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逆日歩も消えているしどうしますか。
久しぶりにろうそくを見てみます。
酒田新値としては陰線二本で買いのシグナルなんですよね。このまま短期の傾向が継続して上昇傾向になるのであれば。
ためしにマツダのピーク後の酒田新値の本数を数えてみると(豹の数え方が間違っている可能性もありますが)、直近から見てみると
①2本
②6本
③3本
④5本
⑤6本
⑥5本
⑦7本
であり、二本しか出ていないのであればしばらく下降トレンドは続いてあと3,4本は酒田新値が出る可能性、つまり下落が継続する可能性が高い。
以上を整理してみると
①株価はまだ高値圏で空売りする領域である。
②逆日歩が消えて買い戻しに余裕があるはず。
③酒田新値の値からはまだ下落が続く
これらからすると、売れ、売れ、売れ と言っているようなものですが、怖いんでつ^^
生まれて初めての(笑)追撃売りを今日したばかりで、さらに再追撃。
ここで制限枚数限界まで売ってしまうと株価が逆に上昇した時にナンピンできない。
うーみゅ。迷います。
こういう時は基本に帰りましょう。
「ナンピン三分の一、乗せは三分の一、つなぎは三分の一」
そういう意味ではナンピンも乗せも制限枚数の10枚の三分の一はもう入れているんですよね。
という事で、明日は、というよりはしばらくは株価の下落を待って傍観していることにします。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆様の上に株の神様の祝福があらんことを(V)o¥o(V)
マツダ 追撃売りに
おはようございます。狩りする豹です。
昨日は飲み会があり、帰りの電車を乗り過ごして大きく午前様になってしまいましたのでこのタイミングでのブログになりました。よく飲んだ^^
さて昨日は6.5円安の1204.5円で終わりました。
ようやく上昇力が止まってきたということでしょうか。相変わらず逆日歩はついているので後一段の上昇はあるかもしれません。
従来の売買方針では「安い日の翌日には新規売りは入れない」でしたが、それでは空売りを入れるタイミングがなくなるので玉を増やせず利が乗らないという事が過去10回の分析で明らかになりました。
それで「一次近似線の上にある間は順張りでの新規売りを実施する」という方針に変更しました。
そのため本日の寄付きで新規に3枚の空売りを入れました。これで1,2,3で六枚。売りの上限枚数は10枚にしましたので更なる上昇があれば4枚追加する予定です。
それではここまで
皆様に株の神様のご加護があらんことを^^
マツダ続伸、逆日歩もついたw 20190121
狩りする豹です。天気がいい日が続きますが、その分放射冷却のせいか寒い日になっていますが、お風邪やインフルは大丈夫でしょうか。
本日予定通り100株、空売りしました。
売却 | 持玉 | |||||||
売却小計 | 平均売価 | 売価 | 数量 | 日付 | ||||
51 | 120,350 | 1,203.5 | 1,203.5 | 100 | 1/21 | 1 | - | 0 |
現在の相場観に沿った値動きなのですが、逆日歩がついてしまいました。
証金残 日証金(東証) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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空売りしている時に逆日歩が付いた経験がないのでちょっとびびっています(笑)
まあ、現時点の逆日歩は100株で5円/日なのでたいしたことがないですが、今日以降どのように推移するのかわからないのでリスクです。
明日また200株を売りたいんですけどね。逆日歩のリスクを下げる方法としては松井証券では無期限信用取引というものがある。
制度信用取引手数料
買方金利 | 3.1% |
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売方金利 | 0.0% |
貸株料 | 1.15% |
無期限信用取引手数料
方金利 | 4.1% |
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売方金利 | 0.0% |
貸株料 | 2.0% |
名前の通り、半年の制限がないもので、逆日歩も発生しないというものだが、貸し株料が1.15⇒2.0%(年利)と割高になっている。まあ、それほど長期にわたって持つ必要は無いのでこの無期限信用取引で行うつもり。
逆日歩が付いたおかげで踏み上げという売り方が阿鼻叫喚になる事態も想定されるのでしょうが、資金に関してギリギリまでポジションを取ることはしない(MAX10枚まで)しこの制度があれば逆日歩を考慮しないでいいからね。
それより考えなければいけないのは株価の動き
そろそろ75日平均線にKISSする領域。いままでは(長期下落傾向が続くのであれば)この近辺で反転する。
これからの売買は 2,3,4枚で手持ちを入れて合計10枚の空売りを仕込む。
心配なのは昨年末からの動きが今までにない動きになっており、長期下降トレンドの終わりを意味するのかどうかというのはわからないという事であります。
以前、マツダの過去の下降⇒上昇トレンド変更時点の株価の動きを分析した時に見つけた兆候はまだ表れていませんけどね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
皆様に株の神様のご加護がありますように