マツダは年間利益予想を達成できるか。

マツダがようやく7月豪雨についてのリリースを出した。
生産等への影響について
当社は、平成30年7月豪雨の影響により操業を一時的に休止したことや、再開後も、地域の復旧・復興を最優先とするため、交通網等への負荷に配慮して生産量を抑えた操業体制としたことから、当初計画より生産台数は、車両44千台、海外生産用部品23千台の減少となりました。
現時点での生産台数の減少による業績への影響(営業利益)につきましては、概算で約280億円の損失となる見通しです。
今後引き続き、今期の生産・出荷計画の精査、見直しを進めてまいります。

 

マツダの「2019年3月期 第1四半期 決算説明会」によれば1Qの経常利益424億円が確定した時点での会社予想の年間の経常利益1300億円。Qあたり100億の上振れ。このまま推移すれば280億の損失は吸収できることになるが、経常利益は達成できるのか。

 

マツダが年間の経常利益を達成するかどうかの疑問点としては3つ。
マツダ自体は各Qでの経常利益をどう設定しているのか。
②為替動向
③米国との貿易摩擦

①に関しては1Qの利益が織り込み済みで2Q以降が減少するという予想なのか、単に保守的に年間予想を見直さなかったのか。昨年度の実績は各Qで右肩上がりでしたが。

②に関してはマツダの為替予想が107円/$。現状が112.5円なのでこのまま推移すれば営業利益を押し上げる。足元さらに円安予想もある。
一方、不安点としてはアメリカの政策金利の動向とトランプの動向。
 今、米国失業率低位安定、賃金の上昇により、市場はある程度利上げすることを織り込んでいるようであるが、短期金利長期金利に肉薄しており逆転する(逆イールド)になりかけている。
逆イールドになると一年ほどで不況になるというのが過去繰り返されている。
もし、利上げが見送られれば市場は裏切られ円高に振れる。
 トランプは超金融緩和による円安を問題視しており、二国間交渉に
「為替条項」を組み入れることを主張する可能性が高い。
円安を問題視している米国内自動車業界の要望だそうだ。
マツダSUBARUと並んで輸出比率が50%を超えているので為替の影響をもろに受ける。

③1Qの営業利益が増加した要因は米国内の売り上げ回復が想定より高くなったからだそうだ。
また米国市場の売り上げ予想は今期より10%増えることを想定している。
販売網の改善に多額の投資もマツダはしている。
11月の中間選挙に向けてトランプが目に見える成果を日本に対して要求するかどうか。

マツダの予想が実現するかどうかはアメリカ市場での成果で大きくぶれます。


ここ数日の株価の終値の動きで上値抵抗線を突破しました。今回の会社発表を市場がどう評価するか。

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20日に新規に空売りを1枚入れました。

終値の推移は下図のように完全に上値抵抗線を突破しました。

わーい、損切ですね。初めての経験w

三回目の取引は1枚のみで損切で終わりたいと思います。
押しを見つけながら難平三分の一で買いに入りたいと思います。

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#下記は終値です。狩りをする豹は寄付きを成行で売買するので
#実際の売買価格とは異なります。
#売買の判断は終値でしますので終値で。
2018年8月28日 1,309
2018年8月29日 1,303.50
2018年8月30日 1,290
2018年9月3日 1,271.5         1-0
2018年9月4日 1,259.0  2-0
2018年9月5日 1,244             3-0
2018年9月7日   1,232           0-0
2018年9月10日 1,235           0-1
2018年9月11日 1,235.5        0-2
2018年9月12日 1,238           0-3
2018年9月13日 1,263.0
2018年9月14日 1,287.0        0-2
2018年9月18日 1,310.0        0-1
2018年9月19日 1,322.5        0-0
2018年9月20日 1,334.0        1-0
2018年9月21日 1,359