相場師の道具① 玉帳

狩りする豹です。

昨日に引き続き穏やかな天気ですね。相場のほうも米国の状況も

米株式〕NYダウ大幅反発、一時800ドル超高(4日午後)

米雇用、31万2千人増

とプラスの情報を伝えるニュースが相次いでいます。金利の上げの抑制という話もありますので週明けは株の反発から始まるでしょう。

豹はたんたんと寄付きで成り行き買いの2枚の注文を出したところです。

さて、今日は使っている道具の紹介をしていきたいと思います。もともとは備忘録代わりにつけ始めたブログですが、ありがたいことに読者の数も少し増えてきました。昔ながらの記法やあまり使わない用法なども説明なく使ってきているのでまずそこから紹介していきたいと思います。


・”枚”:最小売買単位の株数 マツダだと100株。200株売るときは”2枚売る”など。

・”〇〇ー××”
  ①売買を記帳するときの表記 2枚をうるときは”2-0” 
  ②持ち玉を表記するとき 2枚の空売り、5枚の買いがあるのであれば”2-5”

というように表記します。

今日紹介する道具は玉帳とよんでいるものです。

    売却 持玉 買い付け   手数料等 収支
  売却小計 平均売価 売価 数量 日付       日付 数量 単価 平均単価 購入小計    
13           0 1 9/26 100 1,332.0 1,332.0 133,200    
14           0 2 9/27 100 1,363.0 1,347.5 136,300    
15           0 3 9/28 100 1,353.5 1,349.5 135,350    
16           0 2 10/1 -100 1,363 1,363 -136,300    
17           0 0 10/3 -200 1,342.5   -268,500    
                        50   -50
18           0 1 10/15 100 1,270.0 1,270.0 127,000    
19           0 0 10/17 -100 1,294.5   -129,450    
                        -2,450   2,450
20 129,450 1,294.5 1,294.5 100 10/17 1 0              
21 128,050 1,287.5 1,280.5 100 10/18 2 0              
22 252,000 1,273.8 1,260.0 200 10/19 4 0              
23 -252,400 1,285.5 1,262.0 -200 10/24 2 0              
24 -121,500 1,356.0 1,215.0 -100 10/25 1 0              
25 -121,950   1,219.5 -100 10/26 0 0              
  13,650                     0   13,650
26           0 1 10/26 100 1,219.5 1,219.5 121,950    
27           0 3 10/29 200 1,197.5 1,204.8 239,500    
28           0 6 10/30 300 1,185.0 1,194.9 355,500    
29           0 5 11/5 -100 1,211.5 1,191.6 -121,150 93  
30           0 6 11/14 100 1,187.0 1,190.8 118,700    
31           0 4 11/16 -200 1,205.5 1,183.5 -241,100    
32           0 6 11/20 200 1,160.0 1,175.7 232,000    
33           0 4 11/26 -200 1,190.0 1,168.5 -238,000    
34           0 2 11/27 -200 1,211.0 1,126.0 -242,200    
35           0 1 12/10 -100 1,223.5 1,028.5 -122,350    
36           0 0 12/12 -100 1,250.0   -125,000 4,178  
                        -22,150 4,271 17,879

④ー⑦回目の実際の売買での記帳を表示しました。

・④⑤⑦が買いから入った時、⑥は売りから入った時です。
・買いは原則現物で行っています。
・現時点では”つなぎ”は封印しているので基本片玉の状態だけです。
・将来的にはつなぎも行う予定ですので”現物の売り”は現物欄でマイナス表記にして新規空売りと区別がつくように工夫しています。


子の玉帳を見れば後からでもよくわかるように
 ④は1枚づつ三回のナンピンの後2回に分けて手仕舞い(この時は50円の損失^^)
 ⑤1回目の1枚(試し玉)を入れた後、手ごたえからすぐに手放したとき
 ⑥は1,1,2,2枚の不等分割売りをしようとしたが4回目が売るタイミングがなかった。
 ⑦は相場がちゃぶついていた時で細かい売り買いをして平均単価を下げる努力をした。

平均値は”=(M42*I42*100+K43*L43)/I43/100”のような計算式を埋め込んで自動計算できるようにしています。⑦の玉帳を見てもらえればわかりますが一部を手仕舞ったときの利益は残りの玉の単価を下げる(買いの場合)ような計算式になります。
 一連の売買でどれだけ利益が出ているのか、現在との株価との差と持ち玉ですぐに計算できますし、相場が逆に動いた時にどこまで利益を確保できるかの目安になります。


この後紹介する、場帳、グラフ、資産管理表とともにこの玉帳は大切な道具になります。

 もちろん、この形式にこだわる必要はありません。大切なのは
①売買しているプロセスで自分がどこにいるのか(得失やポジションの大きさ)が分かる。
②後で見返したときにどのような売買をしたのかが自分でわかる。
ことです。
 ①は当たり前のことだと思いますが、②も大切です。場帳などとともに後で見返して自分売買にPDCAを回してスキル向上のために役立てる必要があるからです。

それでは今日はここまでです。ここまでお読みいただきありがとうございました。^^