立花語録4 初心者はやり方の洗礼をうけるべき

狩りする豹です。

今晩は近くのおでん屋さんで一杯やる予定です。この寒い時期にはおでんで熱燗がおいしいですよね。

今日は初心者の訓練に関する立花さんの言及を取り上げたいと思います。

 

P147

「自分の要望の赴くままに売買して損するのは、下手なアマチュアに共通する欠点です。それを是正するために、行き当たりばったりの売買法をやめ、ある時期、自分の相場観を殺して昔からの定石の猿真似をするか、一定のパターンを決めるなどして考え方から具体的な売買の方法論まで一貫したものを習得するとよいでしょう。つまり型というか、やり方の洗礼を受ける必要があるという事です。」

 

本を執筆していた時期の立花さんは自分のスタイルを確立していて、特に指標等をもたずに罫線の動きから受ける印象で売買を続けていらっしゃいました。

はじめのうちの練習期間中は酒田新値を数えて玉を入れるというようなスタイルで機械的なやり方でやられていたようです。それが「自分の相場観を殺して昔からの定石の猿真似をする」に当たります。

豹は現在、一次近似線・上下抵抗線による方法に一部酒田新値を組み合わせた「一定のパターン」を構築しようとしています。今年のマツダの値動きにはそれなりの成功率になることは確かですが、ほかの銘柄、あるいは来年のマツダの値動きについていけるかどうかはわかりません。

立花「私はそういう”洗礼”を受け、通り越したら城跡やパターンから抜け出せると思ってやってきたのではなく、自分の失敗の経験から、欲望を表面に出した売買よりも、昔からの城跡やパターンのほうが優れていると思って実行してきたのです。そして、それは飽きずに同じこと尾を繰り返し行うことによって身につく”慣れ”ともいうべきものだったのです。」

 

 立花さんの時代と今の相場環境は大きく変わってきています。手数料の低下、インターネット普及による相場参加者属性の変化、人ではなく機会が判断するシステムトレード

 上記の変化を指摘して昔からの相場師のやり方なんて今は通じない、とする考えもあります。これらの違いが本質的なものなのかどうかは実証することは難しいと思います。

 豹の場合は徒弟制度的に考えてそれが正しいかどうか、自体の判断は棚上げにしてまず、立花さんの売買の本質を身に着けていきたいと思っています。最終的な損益で判断できると思っています。今のところは大した金額ではないけれど結果はついてきています。

 

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