新米相場師 今年を振り返って。

狩りする豹です。

今年もあと二日を残すだけとなりました。皆様もこのブログを帰省先でご覧いただいているのでしょうか。
豹はうん年ぶりに株式を再開しました。直接の理由は昔作った口座のPW等の紙を再発見したからなのですけどね。それで昔売買していた株の一つ、マツダの売買を再開しました。

その際にはバイブルである立花さんの本をもう一度読み返しました。もう10回くらいは読み込んでいます。

 

あなたも株のプロになれる―成功した男の驚くべき売買記録

あなたも株のプロになれる―成功した男の驚くべき売買記録

 

 

株式の投資手法はいろいろなものがあり、絶対的にどれが優れているという事はありえないと思っています。またそのような多様性があるので場の売買が成立するわけで。

 

P178
「投資家はそれぞれ自分で自分の売買の内容を高め、山を登っていかなければなりません。
優れた山は一つだけではなく、いくつもの種類の違った山があるのですが、多くの投資家は、山は一つしかないと思い込んでいるようです、また努力しないで登ろうとしすぎるようです。
 やはり、自分で努力して上ることです。たとえ自己流の山でも、内容が高ければよいのです。それを知らない投資家が多いように思われます。」

 

P194
「市場に売買の技法というものがあり、それはいくつかの優れた山になってそびえている。その沢山の山の基本は、すべて分割売買である。自分は一つの山を登りつつあった。しかし、ほかにも優れた山がいくつもあった。が、今からほかの山に登ろうとは思わない。自分の山だってなかなかよいではないか。(中略)
 読者のみなさんは、おそらく山を登りかけておられることでしょう。その道は分割売買以外にはない。分割売買でさえあれば、どんな道でも迷うことなく、踏み外す恐れもない。
 しかし決して平たんではなく、胸突き八丁の辛さもあるし、泣きたくなるようなこともあると思うが、耐えなければならない。そうすれば必ず上の段階に登れる。迷いの霧を過ぎれば、明るい太陽と美しい景色が見られるのだ。」

 

AIを使った自動売買、ロボットを頼りに売買するのも一つのブームで成果を上げている人も中には居るのでしょうが、自分でスキルを上げないと結局は場に負けていくと思います。自分でプログラムをくみ上げたり、チューニングで大幅に独自色を出せるものでなければ早晩に陳腐化するでしょう。

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 私が売買を開始したのは9/3 1271円。大納会は1142.5円。マツダ時価総額は4か月で10%を超える下落をしています。年換算で30%減。証券会社の寺銭を考えればさらに減っているわけで。
 こういう状況の中で利益を上げていくにはほかのプレーヤーよりスキルを上げていかなければいけないという事になります。

 豹はそういう中で、考え方、実際の玉の動かし方、結果を余すなく開示していることは敵に塩を送っていることかもしれません。閲覧数も少ないし、内容的にはたいしたことがない(初心者のたわごと)ですからね、まいいっか(*^-^*)

 

備忘的に気づきを羅列していきます。

〇上下抵抗線+一次近似線による売買判断法は有効である一方、抵抗線に達するのは山は10個中3個。谷は10個中5個。特に山の場合は抵抗線を意識するとチャンスを逃す可能性が高い。一次近似線を超えたあたりから手仕舞いを考えるべきか。

〇日々の値動きに注目していると、中期的な視点が抜け落ちる。その結果”恐れ”が大きくなり利が伸びないうちに手仕舞いしてしまう事例があった。

〇値動きの少ない時期は利益を上げるのが難しい。1/3くらいの玉を頻繁に動かして細かい値動きを刈り取っていく必要がある。

〇坂田新値を数えるやり方も有効。上下抵抗線+一次近似線と組み合わせることで玉入れのタイミングを特定できそう。

〇分割売買がリスク低減に役に立つことが実感できた。半面、利が伸びない。大局的に下降フェーズの場合は売りの乗せを検討する。また根玉も検討する。

〇世の中弱気一色で年明けも継続しそう。このようなときには何かをきっかけにして暴落が始まる。そしてすぐ戻る。そのタイミングで買いを入れると効果的。ただし戻りが急なので場中で買う必要があることも。

〇下げ相場の時は買いは慎重に、下値抵抗線付近で。逆に売りは早めにしかけ始める必要がある。

 

以上で今回は終了にしたいと思います。ここまで読まれたか平社ったらありがとうございました。