立花語録5 伝説の相場師が30年の売買経験の末、たどり着いた結論とは
狩りする豹です。
あけましておめでとうございます。豹のブログに訪れていただいてありがとうございます。いまだに除夜の鐘が鳴り響いています。
今日は親せきの家で新年会です。体重の増加が怖いw
立花さんの言葉を紹介していますが、今日は本文の最後に書かれている立花さんの結論を取り上げます。
P353
「私が30年間売買を続けながら、苦しんで得た結論はやはり貴重なものと言えますし、それを上達のコツといえばそのコツはあまりにも簡単ですが、
自分なりの売買をしていく
(自分に合った型を基準にして売買する)
分割売買をする
(試し玉を活用する市内にかかわらず分割する)
ゼロをつくる
(区切りをつける。不利な玉を切るの二つ)
これだけなのです。」
公案(禅の祖師達の具体的な行為・言動を例に取り挙げて、. 禅の精神を究明するための問題 )というものがあります(禅問答というやつです)が、相場師の言葉にも似たようなところがあって、その人の経験や思索の深さで理解の程度が大きく変わってきます。理解の深さにいろいろ段階があるという事です。
立花さんの言葉は「当たり前のことを言っているだけではないのか」という感想を持たれた方もいらしゃるかもしれません。ひょっとしたらもっと深い意味があるかもしれません。
下記に少し説明を加えたいと思いますが、これは現時点での豹の理解、豹の実力での解釈であってもっと深い意味があるかもしれませんがご容赦くださいね。
〇 自分なりの売買をしていく
(自分に合った型を基準にして売買する)
これはもう少し詳しく書けば「「儲けたい」という欲望に支配されて売買をするのではなくて、自分なりのスタイルを定めて愚直に繰り返すことでそのスタイルの技術を上げていきなさい。」という事だと思います。
ただ、始めたばかりの人にはどのようなスタイルがあるのかわからないから、書籍や身近な人のやり方を手本とすることになると思います。酒田五法とか、中源線建玉法とか、八木竜の巻とか。あるいは買い専門、売り買い両刀使い、うねり取り、さや取り、デイトレード、スイングトレードなどいろいろ流派、スタイルがあります。
気を付けなければいけないのは、本を読みすぎて知識を蓄えすぎないことの趣旨も言われています。知っていると試したくなるから。簡単な技法から始めて、繰り返して身に着けてから次の段階に進む、というようなステップを踏むことも大切であるといわれています。
私は立花さんに範をとりましたが、林輝太郎氏とか他にも良質の本がありますから自分に合ったものを見つけて、初めのうちはそれだけをみて少数枚で経験を積んでいく必要があります。問題は株の本が10冊あっても使えるのは1冊あるかないかですから初心者の方がいい本の判断ができるかどうかは心配ですけど。
〇 分割売買をする
(試し玉を活用するしないにかかわらず分割する)
これについては別投稿で詳しく触れていますのでそちらを参考にしてください。
〇ゼロをつくる
(区切りをつける。不利な玉を切るの二つ)
これはカッコ内に書かれている二つの意味があると感じています。
ひとつは「区切りをつける」。これはポジションをゼロ、ニュートラルに機会を設けるということに利点があるという事です。ポジションを完全に0にしてもいいし、ツナギを入れて3-3のような形にするのもありだそうです。
そのような状態だと当たり前の話ですが、相場がどう動こうと関係ないので冷静に相場を見て、感じて、考えて次の手段をとることができます。
昨年末の暴落の際も1枚だけ売りポジションを持っていたのですが、利確して0にしたので冷静に判断できて、すぐにリバンドするだろうという見立てで底値近辺で買いを入れられました。
もうひとつ「不利な玉を切る」。これは仕掛けたけれど相場が想定と逆に動いた時には早めに損切りしなさい、という事だと思います。引かれ玉を長持ちすることがなくなりますからね。引かれ玉があると資金の投資効率が下がるだけではなく、それが邪魔をして(戻ってほしいという希望的観測が生まれて)相場の動きを冷静に受け止めることができなくなるでしょうから。
相場師の最大の敵は内なる「欲望」と「恐れ」なのではないか、と思うようになってきた豹でした。
ここまで読んでいただけた皆様に感謝します。今年も良き年でありますように。
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本 ()____)
年 ∥ あ|
も ∥ け|
よ ∥お ま|
申 ろ ∥め し|
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上 く ∥と ∩∩
げ お ∥う ∩∩∩
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